都一中音楽文化研究所

活動報告Report

< 活動報告一覧へ戻る

十二世都一中師 平成26年度 第71回 日本藝術院賞受賞

十二世都一中師が平成26年度 第71回 日本藝術院賞を受賞いたしました。
日本藝術院賞は日本藝術院の会員以外の卓越した芸術作品と認められるものを制作した方や芸術の進歩に貢献する顕著な業績があると認められる方に対して授与される賞です。昭和16年から戦中、戦後の一時期を除いて毎年授与されており、平成26年度においては第71回を数えております。

都一中師の受賞理由は古曲一中節の伝承保存・優れた演奏・海外における紹介普及等の業績に対して贈られたものです。
6月22日に天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ授賞式が行われました。

式典風景


受賞者等の記念写真
※画像はそれぞれ日本藝術院サイトに掲載の日本芸術院賞ページより


授賞式において都一中師が天皇陛下に申し上げた言葉

「一中節という音楽は、元禄時代に京都で一人の僧侶が、宗教から離れて音楽で人々の心の中に極楽浄土を現出することを目指して始めた音楽で、私で12代になります。

言葉と三味線の音の響きに、心の真実を求める事を最も大切にしております。

したがって日々何を思って生活しているかが、最も大切な修行となります。

その修行の日々の中で、26年前陛下の御即位のテレビ中継に接し、陛下のお言葉を拝聴し、そのお声の響きは、日々世界の平和と国民の皆の幸せを心の底から祈り続けていなければ決して現れることのないお声の響きであると、一中節の修行の中から感じ、このお声の響きこそ初代が求めた響きと確信いたしました。

その事を本日陛下に直接申し上げられる事を、大変ありがたく思っております。」

なお、同日午後に宮中で開催された賜茶会の折、皇后陛下より「先ほどの一中節の説明は大変おもしろく聞きました」とのお言葉を賜っております。